不整脈には大きく分けて3つの種類があります。脈の遅くなる「徐脈(じょみゃく)」、速くなる「頻脈(ひんみゃく)」、さらに、脈が飛ぶ「期外収縮(きがいしゅうしゅく)」です。年をとるにつれ、少しずつ不整脈が増えていきます。疲労、睡眠不足、ストレスなどでも不整脈は起こりやすくなります。また、息を吸うと脈は速くなり、息を吐くと脈は遅くなります。運動や体温の上昇でも脈は速くなります。これらの脈の変化は病的なものではなく、生理的な反応と言えます。ほどんどの不整脈は無害であり、安静にしていたり落ち着きを取り戻すことで解消します。
しかし、中には怖い不整脈もあります。
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・急に失神状態になる
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・脈拍が減り、強い息切れを感じる
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・突然、動悸が始まり脈拍数が150以上
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・脈拍がバラバラでしかも早く打つ
失神症状が出た場合はできるだけ早く病院を受診して、原因を調べましょう。
不整脈のほとんどは無害であり様々な理由による精神的な興奮や運動などにより不整脈を起こすことは誰でもあります。アルコールやたばこ、コーヒーなどに含まれるカフェインのほか、ストレスや過労、睡眠不足などの不規則な生活習慣は、不整脈の誘因になります。生活習慣を改善するとともに、不整脈と診断された人、もともと心臓病のある人は、自覚症状がなくても定期的に心電図検査を受けましょう。
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