2017年4月1日 土曜日
<4月 肺炎球菌ワクチン>
現在、小児に肺炎球菌ワクチンの接種が定期接種になっているのをご存知ですか?
生後2か月から接種でき、4週間隔で3回、その後追加接種をおこない、合計4回接種します。
平成26年10月1日より、高齢者に対しても肺炎球菌ワクチンは定期接種となりました。
お住まいの市区町村により自己負担額が異なります。
肺炎球菌は主に気道の分泌物に含まれる細菌で、唾液などを通じて飛沫感染し、気管支炎や肺炎、敗血症などの重い合併症を引き起こすことがあります。
肺炎は日本での死亡原因第3位です。
日常的に生じる成人の肺炎のうち1/4~1/3は肺炎球菌が原因と考えられています。
平成29年4月1日から平成30年3月31日までの高齢者肺炎球菌ワクチン定期接種対象者は、
平成29年度中に65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳になる方です。
過去に23価肺炎球菌ワクチンを接種された方は、定期接種の対象とはなりません。
60歳以上65歳未満で、心臓、腎臓、呼吸器の機能に自己の身辺の日常生活活動が極度に制限される程度の障害やヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障害がある方も対象となります。
肺炎球菌ワクチンの接種による副反応は非常にまれです。
定期接種の対象者は毎年異なるため、接種の機会を逃さないようにご注意ください。