多治見市松坂町の内科・循環器内科・在宅医療

ふくい内科クリニック

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お知らせブログ

2018年4月1日 日曜日

<4月 みずぼうそう>

冬から春にかけて流行する病気に、水疱瘡(みずぼうそう)があります。
正式な病名は水痘(すいとう)といいます。
10歳までにかかることがほとんどですが、まれに大人も感染します。
以前は「水疱瘡は小さいころにかかったほうが軽く済むからうつしてもらって免疫を付ける」という考え方もあったかと思いますが、ワクチン接種により防げる病気です。
お子さんが苦しい思いをするだけでなく、水疱瘡が原因で肺炎や気管支炎、熱性けいれん、細菌感染症などの合併症で重症化することもあります。
2014年から予防接種が定期接種になったことにより、1歳から3歳未満のお子さんは無料で接種できます。
大人は水疱瘡の抗体を持っている方がほとんどですが、大人が感染した場合、子供に比べ重症化しやすく、死亡率も高くなります。
特に妊婦が感染すると胎児に影響があり、新生児は約30%が死亡するという報告もあります。
予防接種を受けたことがない、水疱瘡にかかったことがないという方は、予防接種をうけましょう。

2018年3月1日 木曜日

<3月 タバコをやめると>

「喫煙にメリットがある」とタバコを吸い続けていませんか?

タバコを吸い始めて数秒でニコチンが脳に達します。
快感を生じさせるドーパミンが放出され、血圧は上昇し血管に負担をかけます。
しかし、ニコチンにより毛細血管が収縮され体温が低下し、血流が阻害され頭痛や肩こりなど不快症状を引き起こします。

タバコを吸うのをやめると、

タバコを吸った20分後に手足の温度が上がります。
24時間後には心臓発作の可能性が少なくなるんです!

その他にも、

1年後には、軽度・中度のCOPD(慢性閉塞性肺疾患:タバコなどの有害な空気を吸い込むことで起こる病気です)患者で肺機能が改善されます。

4年後には、虚血性心疾患(心筋梗塞・狭心症)のリスクが吸い続けた時に比べて35%減少し、脳梗塞のリスクも減ります。

10~15年後には様々な病気にかかるリスクが非喫煙者と同じぐらいに低下すると言われています。

50歳で禁煙しても余命が6年長くなることもわかっています。

周りの人たちも、受動喫煙の害が無くなります。

禁煙するとこんなに良いことがたくさんあります。
加熱式たばこなら大丈夫ではないかと思われるかもしれませんが、有害性がまだ未解明であるために規制が緩くなっているだけですので、ご注意ください。

2017年10月2日 月曜日

<10月 血糖値の上昇>

小腹が空いて、手軽に食べられるお菓子をつい食べてしまうことありませんか?

空腹時は栄養吸収が激しくなっているため、糖質を接種すると血糖値を急激に上げてしまいます。
お菓子でなくとも、食事をたくさん食べることも血糖値を上昇させます。

次に、その血糖値を下げようとインスリンが大量(余分)に出て糖を脂肪に変える作用が強く働き、急激に血糖値が下がります。

血糖値が下がるとまた、お腹が空いたと感じます。
お腹いっぱい食べたはずなのに、二時間後にはもうお腹が空いているなんてことも。
しかも、糖を脂肪に変える作用が強く働くということは、食べたものが脂肪になって体内に溜まるということです。

この悪循環を断つためには、血糖値の急激な上昇を防ぐことが大切です。

血糖値の急激な上昇を防ぐためには、食物繊維、たんぱく質や脂質、糖質の順番で食べたり、炭水化物を冷やして食べると効果があります。

簡単に食べられる、ファーストフードや丼ものは血糖値を急上昇させるので、付け合せのサラダなどからゆっくりよく噛んで食べるようにしましょう。

2017年9月1日 金曜日

<9月 子供たちの喫煙>

多治見市では現在小中高学校で、喫煙防止教育を子供たちは受けています。
しかし、多治見市の健康調査(平成13年)によると、高校2年生の男子で4人に1人、女子で10人に1人が、喫煙経験があると回答しています。
子供たちは初めは興味本位でたばこを吸い始め、いつの間にかやめられなくなっていきます。
たばこの害は大人よりも子供たちに深刻なダメージをあたえます。
大人よりも禁煙しにくく、成長が止まったり、成績や運動能力が低下したり、病気になりやすいのです。
また15歳未満でたばこを吸い始めると、将来肺がんで死亡する割合はたばこを吸わない人に比べて30倍になるという調査結果も出ています。
たばこを吸っている姿を目にしたり、家庭内にたばこがあると喫煙するきっかけを与えてしまいます。
子供たちにたばこを吸わせないためにも、まず周りの大人から禁煙を始めましょう。
なかなかたばこをやめられない方は、ニコチン依存症になっている可能性があります。
ニコチン依存症は治療が必要な病気ですので、病院で治療をすることが禁煙への近道です。