多治見市松坂町の内科・循環器内科・在宅医療

ふくい内科クリニック

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お知らせブログ

2014年2月12日 水曜日

<2月 受動喫煙>

ご家族や職場など、自分の周りでたばこを吸う人はいますか?

たばこを吸わない人も、喫煙時の煙、喫煙者の口や鼻からの煙などにより、受動喫煙しています。

たばこの有害成分は低温の不完全燃焼時により多く含まれるため、たばこから立ち上る副流煙には多くの有害物質が含まれます。

喫煙室の壁やカーテンに染みついたタールなどからも有害物質が発散されます。

たばこの煙による目やのどの痛みはもちろんのこと、心拍数が増えたり、血管が収縮することにより体が冷えたりもします。  妊婦さんは流産や早産の危険が高まります。

それだけでなく、煙やにおいによってもたらされるストレスは様々な病気を引き起こします。

たばこを吸われる人は、たばこを我慢するとストレスになるといわれるかもしれませんが、禁煙できるとニコチン切れにイライラすることもなくなり、ストレスは軽減することが国内外でも報告されています。

驚くことに、たばこを吸う人の方がうつ病にもなりやすいとの調査結果もあります。

自分の周りのたばこを吸う人が禁煙を始めたら、イライラしていても大目に見てあげて、禁煙を温かくサポートしましょう。

ニコチン依存症は薬物依存です。

ニコチン依存症は治療が必要ですので、専門医に相談してください。

当院では、禁煙外来を受付中です。禁煙したい方、専門の治療とサポートをいたします。

ぜひご相談ください。

2013年10月9日 水曜日

<10月 秋の食中毒>

夏の間、食中毒警報により、食中毒に注意されていた方も多いと思いますが、秋の食中毒をご存知ですか?

食中毒というと、加熱調理すれば安心な気がしますが、毒キノコのように加熱しても害のあるものがあります。その一つが黄色ブドウ球菌による食中毒です。気温の低い冬季にでも発生するのが特徴です。

黄色ブドウ球菌は人体の皮膚表面、特に鼻腔に存在する常在細菌です。

調理する人の指や手に、傷や湿疹がある場合、食品を汚染する確率が高くなります。

黄色ブドウ球菌は加熱により死滅しますが、食品で増殖するときに毒素が生産されます。

この毒素は、熱や乾燥に強く、加熱しても食中毒の原因になります。

症状は、吐き気、嘔吐、腹痛、下痢です。

潜伏期間は1~5時間と短く、1~2日で回復します。

嘔吐、下痢の症状がひどい場合、体が衰弱しないよう、経口補水液で水分を補ってください。

症状が激しい場合には、ショック症状に陥る場合もあるため、医療機関に受診することをお勧めします。

何よりも予防が大切です。

手指は常に清潔にし、十分手を洗う。

手指に傷のある人は、手袋をする。

調理後なるべく早く食べる。

すぐに食べない場合は、できるだけ低温で保存する。

などに、お気を付けください。

2013年2月4日 月曜日

<2月の健康管理>

インフルエンザが流行している時期、
予防接種はもちろん手洗いうがい、
マスクで予防をしている方が多いと思います。
同じ環境で同じように予防していても、
インフルエンザにかかる人とかからない人がいたり、
発症しても症状の軽い人、重い人がいます。
これは免疫力の差が関係しています。
免疫力とは、侵入してきた自分と違う異物を攻撃、
排除し自分を正常に保つという機能のことをいいます。
免疫力は18歳から22歳がピークで、加齢とともに低下していきます。
その他に生活習慣(暴飲暴食・睡眠不足)、ストレス、冷え、
喫煙等も免疫力低下の原因となります。
規則正しい生活をすることで免疫力を高めてインフルエンザウィルスに負けない体づくりをしましょう。

2012年9月7日 金曜日

<9月 喘息について>

1年を通して、暑い時期から寒い時期へ変わるとき、
朝晩の冷え込みが強くなるとき(急激な気温の変化)喘息発作が起きやすくなります。
まさに、この9月~10月が発作が最も多く起きやすい時期なのです。
また朝方の急激に冷え込む時間帯の午前4時~5時にかけて、
気管支が一番細くなるデータがあり、
発作の起きやすい時間帯とされています。

【様々な喘息の症状】
・夜間や明け方に咳や息苦しさがある、
・呼吸をするたびにのどのあたりでヒューヒュー、ゼーゼー音がする
・のどや気管支に痰が絡んだ感じが続く、
・咽頭の違和感やかゆみある
・季節の変わり目や冷気・エアコンの風があたると咳がでやすい
・運動(動いた)後や、たくさん会話したあとに咳込みや息切れがある
・ほこりや特定のアレルゲンを吸い込むと咳、息苦しさを感じる
・かぜをひくと治るのに10日以上かかる(咳が長引く)

これらは喘息の特徴的な症状ですが、よく似た症状で、
全く別の疾患も考えられます。まずは医師にご相談ください。

【発作を起こしにくくするために】
・アレルゲンを除去する(室内のこまめな掃除など)
・風邪を引かない(体力づくり)
・気温の変化に備えた服装の調節
・偏りのない食生活
・ストレスをためない

努力や改善することが必要ですが、喘息の発作を抑制することは可能です。
まずは自分の状態をよく理解しましょう。そしてどんな方法が自分に合った、発作の回避の仕方なのかを把握しましょう。