2018年4月1日 日曜日
<4月 みずぼうそう>
冬から春にかけて流行する病気に、水疱瘡(みずぼうそう)があります。
正式な病名は水痘(すいとう)といいます。
10歳までにかかることがほとんどですが、まれに大人も感染します。
以前は「水疱瘡は小さいころにかかったほうが軽く済むからうつしてもらって免疫を付ける」という考え方もあったかと思いますが、ワクチン接種により防げる病気です。
お子さんが苦しい思いをするだけでなく、水疱瘡が原因で肺炎や気管支炎、熱性けいれん、細菌感染症などの合併症で重症化することもあります。
2014年から予防接種が定期接種になったことにより、1歳から3歳未満のお子さんは無料で接種できます。
大人は水疱瘡の抗体を持っている方がほとんどですが、大人が感染した場合、子供に比べ重症化しやすく、死亡率も高くなります。
特に妊婦が感染すると胎児に影響があり、新生児は約30%が死亡するという報告もあります。
予防接種を受けたことがない、水疱瘡にかかったことがないという方は、予防接種をうけましょう。