多治見市松坂町の内科・循環器内科・在宅医療

ふくい内科クリニック

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お知らせブログ

2016年8月1日 月曜日

<8月 熱中症対策>

日本一暑い多治見ですが、熱中症で注意しなくてはいけないのは町中だけでなく、部屋の中でじっとしている方も注意が必要です。
ただ単に暑いだけでなく、湿度が高いと汗をかいても蒸発しづらく体温を下げることが出来ません。
高齢者の方では暑いと感じにくくなり水分をとることを忘れてしまいがちです。
温湿度計で気温や湿度を目で確認してください。30度を超えるときは迷わずエアコンで気温と湿度を調節して体に熱がこもらないようにすることが大切です。
暑いとき、頭痛や吐き気を感じたら熱中症を疑い早急に対応しましょう。
涼しいところに移動し、衣服を緩め、体を冷やします。
水分補給ももちろんですが大量に汗をかいた時は、大量の水だけを飲むと体液の濃度が薄まり体調不良を起こすことがあります。そのため、汗で失われた塩分を水分と一緒に摂取する必要があります。
ペットボトルのスポーツドリンクが手軽ですが、糖分もたくさん含まれています。これは体に水分を吸収させやすくし、運動で失われたエネルギーを補給するものです。取りすぎはペットボトル症候群などのリスクもありますので注意してください。
近年毎年のように5万人を超える方々が熱中症で搬送されています。
水分の不足は、熱中症だけでなく、脳梗塞、心筋梗塞などのリスクとなります。
運動をしていない時、汗をかいていない時も、手軽な水道水でこまめな水分補給をし熱中症を防いでください。

2016年5月1日 日曜日

<5月 高齢者の栄養失調>

世間ではメタボリックシンドロームが話題となり、内臓脂肪の蓄積による生活習慣病予防として、食べ過ぎに注意したり、高脂肪の肉や油を控えられている方も多いと思います。

しかし一方では、高齢者の栄養失調が心配されています。

高齢になったからと、食事量を減らしたり、肉や魚ではなく野菜中心の食事になっていませんか?

ご飯にみそ汁、漬物、煮ものだけでは、たんぱく質が不足しています。
たんぱく質は筋肉、皮膚、髪の毛、爪、内臓、血液など、体を構成するのに必ず必要なものです。
たんぱく質が足りなくなると、筋肉のたんぱく質を分解して補おうとします。
筋肉量が低下してしまうということです。
肉や魚、卵や牛乳に含まれる動物性たんぱく質には、脂肪やコレステロールも多く含まれていますが、植物性たんぱく質よりもたんぱく質の吸収率が良いことがわかっています。
もちろん取りすぎは腎臓や肝臓に負担をかけてしまいますので、バランスのとれた食事の中から摂取するのが一番です。

低栄養が続くと、免疫力が低下し感染症にかかりやすくなるだけでなく、筋肉や血管、骨も弱り、生活意欲まで衰えてしまいます。
寝たきりや認知症のリスクが高まるということです。
がんや心臓病で死亡する人も多いという結果も出ています。
高齢になるにつれ、かむ力や飲み込む力が低下し、食欲も低下、食事を用意する事を面倒に感じられると思います。
自分でも気づかないうちに栄養失調になっていることもありますので、一年で4~5kgも体重が落ちたという方、体力がなくなってきたと感じる方は年齢のせいだけではないかもしれませんのでご注意ください。

2015年7月1日 水曜日

<7月 食事の順番ダイエット>

食事のとき、食べる順番を気を付けるだけでダイエットが出来ると話題です。
習慣化出来れば、いつもの食事量でやせられる。こんなうれしいことはないですね。

基本は、野菜から食べるということです。
空腹時にいきなりご飯や麺類などの炭水化物を食べてしまうと、血糖値がグッと上がります。
その血糖値を抑えるためにインスリンが分泌されます。

インスリンの仕事は、血液中の血糖を一定量に保つことです。
インスリンにより臓器は血糖をエネルギーに変えたり、蓄えたりします。
臓器で使い切れない血糖が、脂肪となって蓄えられるのです。

この血糖値をグッと上げないようにするために、野菜や海藻から食べ始めます。
食物繊維の多いものから食べることにより、炭水化物や脂肪などの消化、吸収をゆっくりにしてくれます。
その結果、血糖値の急激な上昇を抑えることができ、脂肪として蓄えられる量を抑えます。

野菜→肉や魚→ご飯 この順番です。

とても簡単なこのダイエット、気を付けたいのは、炭水化物が多く含まれている野菜があることです。
とうもろこし、カボチャ、イモ類も炭水化物が多く含まれています。
果物もとりすぎは糖分の取りすぎにつながりますので、注意が必要です。

2014年2月12日 水曜日

<2月 受動喫煙>

ご家族や職場など、自分の周りでたばこを吸う人はいますか?

たばこを吸わない人も、喫煙時の煙、喫煙者の口や鼻からの煙などにより、受動喫煙しています。

たばこの有害成分は低温の不完全燃焼時により多く含まれるため、たばこから立ち上る副流煙には多くの有害物質が含まれます。

喫煙室の壁やカーテンに染みついたタールなどからも有害物質が発散されます。

たばこの煙による目やのどの痛みはもちろんのこと、心拍数が増えたり、血管が収縮することにより体が冷えたりもします。  妊婦さんは流産や早産の危険が高まります。

それだけでなく、煙やにおいによってもたらされるストレスは様々な病気を引き起こします。

たばこを吸われる人は、たばこを我慢するとストレスになるといわれるかもしれませんが、禁煙できるとニコチン切れにイライラすることもなくなり、ストレスは軽減することが国内外でも報告されています。

驚くことに、たばこを吸う人の方がうつ病にもなりやすいとの調査結果もあります。

自分の周りのたばこを吸う人が禁煙を始めたら、イライラしていても大目に見てあげて、禁煙を温かくサポートしましょう。

ニコチン依存症は薬物依存です。

ニコチン依存症は治療が必要ですので、専門医に相談してください。

当院では、禁煙外来を受付中です。禁煙したい方、専門の治療とサポートをいたします。

ぜひご相談ください。