多治見市松坂町の内科・循環器内科・在宅医療

ふくい内科クリニック

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お知らせブログ

2018年3月1日 木曜日

<3月 タバコをやめると>

「喫煙にメリットがある」とタバコを吸い続けていませんか?

タバコを吸い始めて数秒でニコチンが脳に達します。
快感を生じさせるドーパミンが放出され、血圧は上昇し血管に負担をかけます。
しかし、ニコチンにより毛細血管が収縮され体温が低下し、血流が阻害され頭痛や肩こりなど不快症状を引き起こします。

タバコを吸うのをやめると、

タバコを吸った20分後に手足の温度が上がります。
24時間後には心臓発作の可能性が少なくなるんです!

その他にも、

1年後には、軽度・中度のCOPD(慢性閉塞性肺疾患:タバコなどの有害な空気を吸い込むことで起こる病気です)患者で肺機能が改善されます。

4年後には、虚血性心疾患(心筋梗塞・狭心症)のリスクが吸い続けた時に比べて35%減少し、脳梗塞のリスクも減ります。

10~15年後には様々な病気にかかるリスクが非喫煙者と同じぐらいに低下すると言われています。

50歳で禁煙しても余命が6年長くなることもわかっています。

周りの人たちも、受動喫煙の害が無くなります。

禁煙するとこんなに良いことがたくさんあります。
加熱式たばこなら大丈夫ではないかと思われるかもしれませんが、有害性がまだ未解明であるために規制が緩くなっているだけですので、ご注意ください。

2017年10月2日 月曜日

<10月 血糖値の上昇>

小腹が空いて、手軽に食べられるお菓子をつい食べてしまうことありませんか?

空腹時は栄養吸収が激しくなっているため、糖質を接種すると血糖値を急激に上げてしまいます。
お菓子でなくとも、食事をたくさん食べることも血糖値を上昇させます。

次に、その血糖値を下げようとインスリンが大量(余分)に出て糖を脂肪に変える作用が強く働き、急激に血糖値が下がります。

血糖値が下がるとまた、お腹が空いたと感じます。
お腹いっぱい食べたはずなのに、二時間後にはもうお腹が空いているなんてことも。
しかも、糖を脂肪に変える作用が強く働くということは、食べたものが脂肪になって体内に溜まるということです。

この悪循環を断つためには、血糖値の急激な上昇を防ぐことが大切です。

血糖値の急激な上昇を防ぐためには、食物繊維、たんぱく質や脂質、糖質の順番で食べたり、炭水化物を冷やして食べると効果があります。

簡単に食べられる、ファーストフードや丼ものは血糖値を急上昇させるので、付け合せのサラダなどからゆっくりよく噛んで食べるようにしましょう。

2017年9月1日 金曜日

<9月 子供たちの喫煙>

多治見市では現在小中高学校で、喫煙防止教育を子供たちは受けています。
しかし、多治見市の健康調査(平成13年)によると、高校2年生の男子で4人に1人、女子で10人に1人が、喫煙経験があると回答しています。
子供たちは初めは興味本位でたばこを吸い始め、いつの間にかやめられなくなっていきます。
たばこの害は大人よりも子供たちに深刻なダメージをあたえます。
大人よりも禁煙しにくく、成長が止まったり、成績や運動能力が低下したり、病気になりやすいのです。
また15歳未満でたばこを吸い始めると、将来肺がんで死亡する割合はたばこを吸わない人に比べて30倍になるという調査結果も出ています。
たばこを吸っている姿を目にしたり、家庭内にたばこがあると喫煙するきっかけを与えてしまいます。
子供たちにたばこを吸わせないためにも、まず周りの大人から禁煙を始めましょう。
なかなかたばこをやめられない方は、ニコチン依存症になっている可能性があります。
ニコチン依存症は治療が必要な病気ですので、病院で治療をすることが禁煙への近道です。

2017年4月1日 土曜日

<4月 肺炎球菌ワクチン>

現在、小児に肺炎球菌ワクチンの接種が定期接種になっているのをご存知ですか?

生後2か月から接種でき、4週間隔で3回、その後追加接種をおこない、合計4回接種します。

平成26年10月1日より、高齢者に対しても肺炎球菌ワクチンは定期接種となりました。
お住まいの市区町村により自己負担額が異なります。

肺炎球菌は主に気道の分泌物に含まれる細菌で、唾液などを通じて飛沫感染し、気管支炎や肺炎、敗血症などの重い合併症を引き起こすことがあります。
肺炎は日本での死亡原因第3位です。
日常的に生じる成人の肺炎のうち1/4~1/3は肺炎球菌が原因と考えられています。

平成29年4月1日から平成30年3月31日までの高齢者肺炎球菌ワクチン定期接種対象者は、

平成29年度中に65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳になる方です。
過去に23価肺炎球菌ワクチンを接種された方は、定期接種の対象とはなりません。
60歳以上65歳未満で、心臓、腎臓、呼吸器の機能に自己の身辺の日常生活活動が極度に制限される程度の障害やヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障害がある方も対象となります。

肺炎球菌ワクチンの接種による副反応は非常にまれです。
定期接種の対象者は毎年異なるため、接種の機会を逃さないようにご注意ください。